これからの時代は「人生100年時代」と言われ、少子高齢化の影響も重なり老後の蓄えがしっかりないとこれから長くなる老後を満足に暮らせなく時代に突入です!!

 

「2000万円問題」とも言われ、国はこのままでは定年を迎えてから死ぬまでの間の生活費が2000万円不足すると予想しています。

 

この事実を知って先の将来を不安に思うのはみんな一緒だと思いますが、一般企業では副業解禁する企業も出てきており、副業に取り組むサラリーマンは増えていますが公務員はどうでしょう?

 

あまりメディアにも取り上げることのない公務員の副業は一体することができるのかできるのか?

 

結論から言うと、

 

・制限はあるができないわけではない

 

これが答えです!!

 

詳しくは後述しますが、公務員を続けながら副業をするには制約がいくつもあり、サラリーマンと違って副業の幅もグッと縮まります。

 

けれど決して副業ができないわけではないので公務員ができる副業と条件を知って取り組んでみてはどうでしょう?

 

始めないことには何も変わりません!!

 

 

公務員の副業はできるの?できないの?

 

 

公務員って副業できるのか、できないのか?

 

・副業は禁止されていると言うより制限されている

 

これが公務員が副業できるのかと聞かれたときの結論です!!

 

国家公務員法では、第103条「私企業を営む目的のある会社で働いてはいけない」第104条「本職以外で報酬をもらうには内閣総理大臣か職員の所轄庁のおさの許可が必要」とあります。

 

そして、

 

地方公務員法でも第38条に国家公務員法と似た記述があります。

 

ご存知の通り、公務員には「国家公務員」「地方公務員」との2つに分けられていており、そのどちらも原則的に副業は禁止だが、許可を取れば副業はできると受け取れるでしょう!!

 

じゃ、なぜ副業は原則禁止なのか?

 

その理由は3つ。

 

・職務に専念するため

・守秘義務を守るため

・信用失墜行為の禁止

 

公務員という立場がありながら、副業が原因で本業に影響をきたしてしまっては一般の人たちの生活に直接影響する可能性があるからが1つ。

 

個人情報を日常的に仕事で扱っているために個人情報の流失などを未然に防ぐためにあらかじめ禁止しているのが1つ。

 

奉公者とされている公務員が自分の利益のために副業でお金を稼ぐことは倫理に反するためが1つで、以上この3つが公務員が副業を禁止している理由です。

 

「結局公務員は副業できないんじゃん。。。」

 

諦めなくていい大丈夫で、先ほども書いたように副業は許可を取ればできます!!

 

許可を取らなかったらどうなるのでしょう?

 

 

公務員の副業はバレたらどうなるのか?

 

自分のやりたいジャンルの副業があるからと職場に内緒で副業をしてしまい、バレてしまったときのリスクはしっかり考えていないといけません!!

 

一体バレたときはどんな処分が待っているのか?

 

これが自分にとって背負うことのできるリスクならあとは自己責任です。

 

・免職処分

・停職処分

・減給処分

・戒告処分

・訓告処分

・厳重注意

 

こういったことが副業がバレたときに処分として下されます。

 

処分には重いものから比較的に軽いものまでありますが、もしバレてしまって公務員を続けることができたとしても、その後のキャリアアップは期待できません。

 

実際にあった事例として、アルバイトがバレてしまって免職になった人もいます!!

 

それだけのリスクを背負えますか?

 

副業がバレる原因のほとんどが所得税が増えることでバレますが、これは納税の義務がある以上逃げることはかなりこんなでしょう。

 

職場にバレなければいいと言うのはいかがなものです。。。

 

 

公務員の副業解禁の日は来るのか?

 

一般起業での副業解禁のニュースを1度は目にしたり耳にしたことがあるでしょうし、実際にサラリーマンの多くは副業に取り組み出しています。

 

公務員はどうなのか?

 

一部では制限・制約付きで解禁はしていますが、正直副業をするメリットがあるのかと疑問を持ってしまいます。

 

2018年6月に「未来投資戦略2018」で「国家公務員の公益的活動のための兼業に関し、円滑な制度運用を図るための環境整備を進める」と盛り込まれました。

 

同年に神戸市では、5年以内に副業先との契約・補助に関する業務についていないことを条件に報酬を伴う地域活動を促す「地域応援制度を開始」

 

奈良県生駒市でも、公共性のある団体での副業を後押しする内部規定が導入されました。

 

決して全ての副業が許可された訳ではなく「公益性の高い事業」のみが副業として行えるようになったと言うことです!!

 

その後、、、

 

2020年1月に総務省は各自治体に対して公務員が報酬のある活動に参加する許可を得るための許可基準をを作るように求める通知を出しました。

 

総務省が公務員の副業を支援していこうとしているのが分かります!!

 

が、、、

 

「地方公務員の社会貢献活動に関する兼業について」を見ると、地方公務員の兼業制度の概要と実態、具体例が記載されていますがどれもこれも首を傾げてしまうものばかりです。

 

公務員の副業解禁の日にはまだまだ時間がかかりそうで、その日が来るのは公務員の生活の保証ができなくなった時では感じています。

 

「給料だけでは生活を保証できないから自分で稼げ」と、言われる日が来ないとは限らないので準備はしておかないといけません!!

 

 

公務員の副業はどこまでがOK?

 

公務員が副業をするには「許可が下りる副業」か「許可が入らない副業」のどちらかを選ぶしかありません。

 

許可が入らない副業はその言葉通り問題なく副業ができます!!

 

許可が下りないとできない副業の許可の基準ってなんなんでしょう?

 

・副業をすることで本業に支障がないと認められること

・副業と本業との間に利害関係がなく、今後も利害関係が生じる可能性がないこと

・公務員の社会的信頼を損ねないこと

 

この曖昧とも思える条件を全てクリアできれば副業の許可がおります!!

 

許可を出す人のさじ加減で許可が下りるか下りないかが変わってしまいそうな気もしますが、この3つの条件を全て満たす副業となると仕事のジャンルは限られそうです。

 

 

こんな副業はいいの?

 

「実際やっている人がいるけどいいの?」

 

こんな疑問が聞こえてきそうな副業を3つ紹介しようと思います。

 

 

もっと詳しく公務員の副業の規則が知りたい人は人事院規則をどうぞ。

 

 

公務員のYouTuber

 

今や携帯を使って動画の視聴は当たり前の時代になっていて、YouTubeで動画を見たことがない人の方が珍しいと思います。

 

それに伴い登場した仕事がYouTuberです!!

 

今や年齢問わずにたくさんの人がYouTuberとして活動していて、広告収入などでお金を稼ぐ働き方になります。

 

副業の制限がある公務員はYouTuberとして活動することはできるのか?

 

正直、難しいです。。。

 

動画を配信するだけでも内容によっては「信用失墜行為」「秘密の漏洩」などにつながる可能性があるため、副業の許可はおりないでしょう。

 

どうしてもYouTuberをやりたいと考えているなら職場に黙ってコソコソとやるしかないと思います!!

 

 

公務員が本などの執筆をする公務員作家

 

公務員が本などを執筆して作家としての活動はできます!!

 

作家活動は趣味の範囲内の活動であり、規制の対象外とみなされますが、もちろん公務員が守らなくてはいけない「守秘義務」「信用失墜」「職務専念」などの公務員3原則は守らないといけません。

 

守らなかった場合は法律違反です!!

 

作家活動を行う際の注意点を3つ

 

・本業に支障をきたしてはいけない

・守秘義務の厳守

・任命権者の許可を得る

 

この3つが注意点と言ってもどれも公務員が副業をするにあたって守らなくてはいけない当たり前のことです!!

 

過去には公務員として働きながらも作家として活躍したような事例もいくつかあるので、文章を書くのが得意なんて人は公務員作家を目指してみてはどうでしょう。

 

 

太陽光発電で収入を得る

 

都会ではあまり見ないと思いますが、田舎に行けばだだっ広い土地や山の斜面に太陽光パネルがズラっと並んでいる光景を目にします。

 

もちろん発電した電気は売電されていますが、公務員がこれをやることはできるのでしょうか?

 

10kw以上の場合は許可が必要となり、10kw以下なら許可入りません!!

 

もちろんどちらの場合でも「売電許可」と「本業に支障が出ないこと」の2つは必ず守ります。

 

しかし、、、

 

売電価格が年々低下していることを考えると、利益を上げるとなると難しい副業なのかもしれません。

 

 

公務員がするオススメの副業

 

 

公務員でもできる副業はあります!!

 

法律に抵触しない範囲なら副業すること自体は何も問題なく行うことはできますが、具体的には何ができるのか?

 

・農業

・投資

・不動産投資

 

この3つが公務員がする副業での代表される3つです!!

 

 

公務員との兼業農家

 

公務員が兼業農家を始める場合には、基本的に任命権者の許可が必要になり、農家と農家ではない境目は15万円以上の出荷がある場合を言い、そうなる場合は任命権者の許可を得ないと違法行為です!!

 

元々家業が農家の場合や、家族が農家の場合は「家事手伝い」として報酬を得て農家をすることができます。

 

公務員の兼業農家の場合はその規模が大規模でないことが条件にありますが、詳しくは人事院規則14−8(営利企業の役員等の兼業)の運用についてをどうぞ!!

 

公務員の兼業農家は基本的に任命権者の許可がないとできない副業ではありますが、農業は地域貢献や地域信仰との関係性が強いので申請さえすれば任命権者の許可が取りやすいと言われています。

 

公務員が農業に取り組んでいるのは地方では珍しくない働き方なので興味がある人はチャレンジしてみてはどうですか?

 

補助金制度を利用して始める

 

「兼業農家をやってみたいけど農業は初心者だから専門の研修などを受けたい」

「農作物を育てるための土地を確保しないといけない」

 

こんな悩みは補助金制度を利用することをオススメします!!

 

農業には農林水産省が設けた「青年就農給付金」という制度があり、これから就農する人の収入が確立できるまでの救済処置を目的とした制度です。

 

・研修などの期間をサポートする準備型

・新規就農後に年収250万円を獲得できるまでの経営開始型

 

この2つがあり、原則45歳未満までと制限はあるが条件を満たせば受け取ることができます!!

 

青年就農給付金は、返金する必要がない女性制度なので利用するのがオススメです。

 

 

公務員がする投資は許可が要らない

 

公務員がする副業の代表といえる存在が投資です!!

 

・株式投資

・FX

・暗号資産

 

これらは投資と言われたら思いつく言葉ではないでしょうか?

 

公務員のする投資は副業ではなく資産運用として認められていて許可が必要ありません。

 

公務員の副業としては、収入金額に上限がなく、スマホでも好きな時に行えるので場所と時間を選ぶことがなく、更に年齢関係なく行うことができるので定年後も継続して行うことができます。

 

投資と言うだけあって、元本保証されないのが大きなデメリットです!!

 

一攫千金を夢見て投資を始める人もいますが、投資は膨大な知識と先よ読む力が必要になってくるので、失敗に終わるとしか言いようがありません。。。

 

公務員が副業をするという部分を考えると、やはり本業をメインで投資は資産運用くらいの考えの方が良いのではないでしょうか?

 

毎月の給料から努力してどれだけの金額が貯蓄に回すことができるのかをまずは考え、その貯蓄額の何割かを年利4%くらいの信託投資に回して資産を増やすみたいな。

 

もはや副業と言うより資産運用になっていますが。。。

 

銀行に預けても増えることはないのは確かなので、大きな利益を目指すのは後回しで資産を増やすことを目的に小額からでも投資は始めることを強くオススメします!!

 

 

不動産での副業は規定内ならOK

 

意外とやっている人もいる副業が不動産関係での副業です。

 

条件さえ満たせば副業をすることは可能な副業なのでやる価値はあると思います!!

 

その条件は、、、

 

・戸建5棟以上の賃貸

・マンションでの10室以上の部屋の賃貸

・劇場、映画館、ゴルフ練習場の不動産賃貸

・旅館、ホテル等の建物の賃貸

・駐車台数10台以上の建築物である駐車場又は機械設備がある駐車場の賃貸

・賃貸収入が500万円以上の不動産または駐車場の賃貸

 

この条件に該当すれば上司の許可が必要になってきますが、逆を言えば条件以下なら許可はいらないと言うことです!!

 

 

まとめ

 

 

公務員でもサラリーマンだろうと今の時代を生きる人たちが将来を考えた時に不安になるのはみんな一緒だと思います。

 

そんな時に将来を考えて副業をする選択は決して間違いではないと思いますが、今現在は公務員の人が満足いく副業ライフを送るためにはまだまだ時間がかかるのが現状だと感じます。

 

だから何もしなくて良いかといえばそうではありません!!

 

リスクの高いショートの投資ではなく資産運用を目的とした長期的な投資を選択することもできます。

 

公務員の副業は、公務員を続けながら取り組むというのが前提にあると思いますので、今の公務員という働き方を続けながら今の自分に何ができるのかをしっかり考えてみてください。

 

世の中には公務員をしながらホワイトな状態で副業に取り組んでいたり、別の形で上手に資産運用に取り組んでいる人はたくさんいます!!

 

公務員は立場上、副業をしていることを他人に口外し難くいだけなので、あなたも将来に備えての準備はしておきましょう。

 

 

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