30日で人生を変える「続ける習慣」 古川武士

 

是非、普段の生活で何か新しいことを習慣にしようとしている人には読んでもらいたい1冊です!!

 

・ダイエットのためのランニングや食事制限

・スキルアップのために始めた勉強

・貯蓄を増やすために始める節約

 

誰もが新しいことを取り入れようと挑戦したことはあるはずです。

 

しかし、

 

「三日坊主で終わってしまった。。。」

 

こんな経験かなりの人があるんではないでしょうか?

 

三日坊主で終わってしまうのにも原因はあり、これを克服するために必要な「習慣化する力」を身につけることができれば「勉強」「ダイエット」あらゆることを習慣にすることが可能になります。

 

逆に習慣化する方法を知らない人はいつまでたっても三日坊主のままで、何年たっても変化のない毎日を送っているでしょう。

 

習慣化する方法さえ知ってしまえば、後はあらゆることを自分の習慣として自分のものにするだけです!!

 

そうすればどうなるか?

 

「人生が変わる!!」

 

著者の古川武士さんはここまで断言されて、私もいろんなことを習慣として取り入れていますが事実、自分の生活は変化していると感じています。

 

正しい方法を知って行動に移せる人だけ三日坊主から脱出できるでしょう!!

 

 

習慣とは?

 

人の1日の行動の95%は、自分自身の習慣によって決まっていて、その習慣とは頭で考えて行動するのでなく体が無意識に行動してしまようなことを言います。

 

習慣にはデメリットも存在していて「タバコ」「無駄遣い」「脂っこい食事」など、体によくないことや生活する上で自分の足を引っ張るような悪いことも含めて習慣です!!

 

 

いい習慣を身につけることができたら?

 

体にいいことや、自分にプラスに働く習慣を身につけるとどういったメリットがあるのか?

 

・仕事で成果を上げる

・人間関係をよくする

・健康を手に入れる

・収入を増やす

・社会貢献につながる

 

こういった感じで自分を変えることができ、豊かな人生を手に入れることができます!!

 

その上、いいとされることをいくつも習慣化することで数年後、身につけた習慣は単に自分に積み重なっているだけではなく、全ての習慣は何倍にも膨れ上がった状態で自分に帰ってくるでしょう。

 

 

なぜ、続かないのか?

 

「今日からいつもより1時間早く起きて読書をしよう」

 

こう決めていざ行動に!!

 

初日はモチベーションも高く難なく実行することに成功できると思いますが、2日目・3日目と日を追うごとにだんだんとモチベーションが下がってきてしまい「めんどくさなぁ〜」「明日はちゃんとやろう」こういったやらない言い訳を繰り返し、行動すること自体をやめてしまう。

 

なぜか?

 

・人は新しい変化に抵抗し、いつも通りを維持しようとする

 

これは、人間にとっていつも通りの生活が1番心地よく、逆にいつもと違う変化は心地の良くないものと脳が感じてしまいます。

 

このことから、多くの人が習慣を身につける際にこの変化を受け入れることが出来ずにストレスを感じてしまいやめてしまうのです!!

 

この変化を嫌う力を、著書の30日で人生を変える「続ける習慣」では「習慣引力」と名付けられています。

 

習慣引力の機能として、

 

⒈新しい変化に抵抗する

⒉いつも通りを維持しようとする

 

この2つの機能が習慣化しようとしたときに、なかなか続かない原因です!!

 

逆を言えば、1度身についた習慣は簡単に維持することができると言うことにもなります。

 

 

どれくらい続ければ習慣化することができるのか?

 

身についた習慣は簡単に維持することができると言っても具体的にどれくらいの期間続ければいいのか?

 

これは続けたい習慣の種類によって異なり、その種類は3つに分けられます。

 

⒈行動習慣

⒉身体習慣

⒊思考習慣

 

3つに分けられる理由としては、それぞれ習慣引力の強さが違うからです!!

 

行動習慣

 

「帰宅後のスキルアップのための勉強」「毎日の片付け」「家計簿をつける」「1日1時間の読書」などの日々の行動があてはまります。

 

習慣にするための期間は1ヶ月です!!

 

行動習慣は、日々変化する生活環境に合わせて柔軟に変化させていく必要があります。

 

身体習慣

 

「ダイエット」「早起き」「禁煙」などの身体に関係する習慣になります。

 

習慣にする期間は3ヶ月です!!

 

行動習慣に比べて、人に与える影響も大きくなります。

 

思考習慣

 

「発想力」「ポジティブ思考」「ストレス発散」など考え方、性格に関わる習慣になります。

 

習慣にする期間は6ヶ月です!!

 

変化に対する抵抗も期間も最も多い習慣になります。

 

 

習慣にするための3つの難関

 

どの分野の習慣も習慣化する上で、1ヶ月の間に3つの期間がやってきて、いかに各期間を上手に切り抜けるかが大切になってきます。

 

3つの期間とは?

 

⒈反発期

⒉不安定期

⒊倦怠期

 

習慣にするためにはこの3つの期間をまずは知っておかないといけません。

 

反発期

 

初めに訪れる難関は「反発期」で、始めた日から7日間で、すぐにやめてしまいたくなる期間になりこの反発期で42%の人が挫折してしまいます。

 

反発期が1番の難関です!!

 

反発期に現れる症状としては、

 

・すぐにやる気がなくなる

・計画に無理があって途中でやめる

・日を追うごとに行動することが億劫になる

 

反発期を乗り越えるためには、とにかく毎日続けることに集中することで、行動内容は今は気にしなくてよく、行動のハードルは低く設定することです!!

 

対策としては、

 

・ベビーステップで始める

・シンプルに記録する

 

この2つで、ここで知っておきたいのはベビーステップとは何かということです。

 

ベビーステップとは?

 

ベビーステップとは、赤ちゃんが歩くかのごとく小さく始めることで、行動のハードルは難なくクリアできる程度まで低く設定します。

 

人は完璧を求めてしまう傾向があり、その気持ちが強すぎて完璧でないと何も行動できなくなってしまうのを防ぐのがハードルを下げる理由です!!

 

「千里の道も一歩から」

 

小さくても確実な一歩が大切と言えます。

 

ベビーステップの効果

 

ベビーステップを行うことで行動が軽くなり、誰にでも行動を起こしやすくなっています。

 

ハードルを低く設定していることから行動することへのストレスが少なく、短期間で小さな成功を味わえるのでモチベーションも下がりにくいです。

 

どんなに小さくても0〜1にすることが今後を左右します!!

 

ベビーステップで始めるポイント

 

・実行できるハードルを設定する

・小さな行動をバカにしない

・必ず毎日行動する

 

この3つです!!

 

まずはどんな理由があっても、どんな状況でもクリアできるくらいにハードルを下げることが重要になります。

 

「反発期」は続けることが大切なので「5分の読書」といったことでも決してバカにしてはいけなく、ここでバカにしてやらない人は何をやっても必ず挫折すること間違いなしです!!

 

そして、毎日やることは習慣として定着するまでは絶対と言えます。

 

不安定期

 

次に訪れるのが「不安定期」で、この時期は予定や人に振り回される時期で8日〜21日まで続き、ここで40%が挫折してしまいます。

 

ここを乗り切れば8割がた成功です!!

 

不安定期に現れる症状としては、

 

・予定などが入ってしまいサボる

・残業やプライベートの用事で行動にムラが出る

・天候などに左右されて行動できない日が出てくる

 

そんな不安定気を乗り切るには継続できる仕組みを作ることで、習慣化をするのが上手な人は不安定期に柔軟な考え方ができる人です!!

 

対策としては、

 

・パターン化する

・例外ルールをもうける

・継続スイッチをセットする

 

この3つで、ここで大切なのは継続スイッチをセットすることです!!

 

継続スイッチとは?

 

継続するための工夫を継続スイッチといいます。

 

・自分にご褒美を用意する

・自分以外の人と一緒にすると気合が入る

・先にゴールを設定しておいてそれに間に合わすために自分を追い込む

 

著書には12の継続スイッチが書いてありますが、こういった挫折しそうなときにモチベーションを上げてくれることを言います。

 

そして、継続のツボは習慣にする内容や人によって違うものになるので前もって自分にあった継続スイッチを探しておくことがオススメです!!

 

倦怠期

 

最後に「倦怠期」が訪れてきて、22日〜30日まで続きここまでがんばった人の中の18%が挫折してしまいます。

 

この3つの期間を知っておくことが、いざ習慣にするときに訪れる3つの難関に対策を講じることができるのです!!

 

倦怠期に現れる症状としては、

 

・飽きてきてやる気がなくなる

・習慣化の行動に意味を感じなくなる

・マンネリ化し、物足りなくなる

 

倦怠期は習慣化できていると勘違いしてしまう時期で、ここで油断する人は最終的に挫折してしまいます!!

 

倦怠期を乗り切るためには何が必要か?

 

倦怠期を乗り切るためにはズバリ「変化を加えないといけない時期」になります。

 

同じことを繰り返していると徐々に飽きてきたり、行動自体に意味を感じなくなってしまうのはマンネリ化してしまっているのが原因で、いつもと違う変化を加えてやることが必要です!!

 

取り組んでる内容や、作業環境を変えることが方法の1つになります。

 

・いつもと違うメニューを行う

・作業する場所を変えてみる

・アロマなどを使ってみる

 

こういったことで気持ちを切り替える意味で再スタートしましょう!!

 

変化を加えるポイント

 

倦怠期を乗り切るために変化を加えるときに幾つかのポイントがあります。

 

・一石二鳥で考える

・バリエーションを豊かにしておく

・パターンやルールは簡単に変えない

 

一石二鳥で考えるってどうゆうこと?

 

「ウォーキングしながらオーディオブックを聞く」「家事をしながら英語のリスニング」こういった何かをしながら別の何かを取り入れることをいい、可能なら一石二鳥にこだわらないで一石三鳥でも四鳥でも自分に特になることを取り入れるべきです!!

 

そして、変化のバリエーションは最低でも3つ以上は用意しておくこと!!

 

倦怠期が終わってからも定期的に襲ってくるマンネリに備えておきましょう。

 

最後に必ず不安定期に作った時間帯やルールをここで変えてしまうのはリズムを狂わせる危険があるので必ず守ることです。

 

 

挫折をしないための3原則

 

習慣にするときに挫折しないためのポイントがあります。

 

⒈1つの習慣に絞る

⒉行動のルールを複雑にしない

⒊結果にこだわりすぎない

 

この3つは挫折しないためにも抑えておきましょう!!

 

まずは何かを習慣にするときは1つずつ行うことが大切で、ダイエットのために食事制限と運動を同時に習慣化するのは挫折する原因になり、食事制限が習慣化できてから運動を習慣化することです。

 

2つ目に行動のルールを複雑にしないことで、習慣にするために張り切っていくつものルールを作っても、全てを実行に移すのは困難なだけで、自分で定めるルールはシンプルなほど続けやすいものでしょう!!

 

最後の1つは結果にこだわりすぎないことで、完璧主義は失敗したときに一気にモチベーションが下がってしまい、そのままやめてしまいます。

 

完璧は素晴らしいですが、そのせいで挫折したんじゃ意味がありません!!

 

 

習慣化を確実なものにするために

 

習慣化する際に2つのことを念頭に置いて進めることです。

 

⒈毎日行動する

⒉対策も最後まで続ける

 

この2つです!!

 

「反発期」「不安定期」「倦怠期」の3つの難関が訪れる30日間は習慣化したい行動を毎日続けることは絶対に守りましょう。

 

このときハードルは低くても良く、毎日行うことが習慣のリズムを体に覚えさせて挫折を防ぐことにつながります!!

 

週3〜4日やる人と毎日やる人とでは挫折率は毎日やる人の方が低いそうです。

 

「反発期」「不安定期」「倦怠期」の3つの期間で行う全ての対策は30日間必ず継続することが必要になり、反発期に行う対策は不安定機でも倦怠期でも行い、不安定期に行う対策も同様になります。

 

 

まとめ

 

この本は購入してから大切にしている本の1つです!!

 

5年後、10年後に自分はどうなっていたいかを考えたときに、今の自分は何をしていかないといけないかが明確になってくると思います。

 

そのやっていかないといけないことや、身につけないといけないスキルなどを習得するために、いろいろなことを習慣として日常に取り入れることが出来たならどんなに広くて大きな道が開てくるか!!

 

皆さんも今の生活に新しい習慣を取り入れてみてはどうでしょ?

 

そのときはこの本に書いてあることはきっと力になってくれるはずです!!

 

 

 

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