新しい自分に生まれ変わる「やめる」習慣 古川武士
始めにこの本を読んでの感想として、「悩んでも何も変わらない!! まずは行動しないとダメだな」と、あたりまえのことだとわかっていますが、再度思わされる一冊でした。
あなたにはやめたい習慣はありませんか?
例えば、、、
・タバコをやめたい
・休日にダラダラして過ごすをやめたい
・間食をやめたい
例であげたこの3つは、どれも自分の健康を脅かしています!!
普段何気なくあたりまえのように行っている行動が習慣であり、その習慣がいい習慣なら何も問題ないのですが、悪い習慣になっていたら問題です。
いざやめようと思って行動しても、なかなかやめることが出来ず、苦しい戦いとなるでしょう。
しかし、、、
方法がないわけではありません!!
辞め方を知らないだけで「辞める方法」と「苦しい時の対策」を始めに知っておくことで、辞めれる可能性はグッとあがります。
もちろん楽にできるとは言いませんが。。。
「今のままでいいのか?」
こう考えたときに、行動するかしないかは自分次第です!!
・禁欲期
・無気力期
・安定期
・倦怠期
この4つの試練にチャレンジし、クリアすることが出来れば1つ自分を変えることができます。
1つクリアすることが出来ればその分自分に自身がつくし、1つやめることで1つ新しい習慣をとりいれることだって可能です。
今の自分の生活習慣に嫌気がさしている人はグダグダ悩んでないでとりあえずやってみる!!
これでいいんじゃないでしょうか?
Contents
悪い習慣とは?
悪い習慣と言っても、どんな習慣が悪い習慣と言うのでしょうか?
簡単に言えば「自分自身にデメリットをもたらす習慣」のことです!!
・夜遅くまでスマホでゲームをするせいで、昼間はいつも寝不足で仕事に集中できない
・脂っこいものばかり食べていて、体重は増えるばかりで健康面が心配
こんな感じで生活していくうえでデメリットしかないものです。
そしてやっかいなのが、悪い習慣は負のスパイラルを生み続けどんどん増え続けます!!
タバコを例に出すと、、、
・1本約5分の時間が奪われる→寿命が縮まる→病気になる→治療費がかかる
・1日1箱500円で年間約180000円払っている→大金を払って体を悪くしている
・タバコを吸えば人に迷惑をかける→副流煙により人の寿命まで縮める→人に嫌がられる
このように1つの悪い習慣により悪いことが芋づる式にどんどん出てきます!!
「いい習慣」も「悪い習慣」も両方が習慣であり、そして習慣というのは無意識のうちに自分の生活に取り入れられていき、やめようと思った時にはやめれなくなっているのが習慣です。
このことから、、、
定期的に自分の悪い習慣を知り、整理する必要があります!!
著書に自分の悪い習慣を知る5つの質問があるので、定期的におこない考えるといいでしょう。
①健康に良くない習慣は何か?
②生活習慣をみだしている習慣は何か?
③仕事における悪い習慣は何か?
④お金の面でやめたい習慣は何か?
⑤ストレスになっている習慣は何か?
この質問に1つでも当てはまるものがある場合、それは悪い習慣なのでやめる努力をすることをオススメします!!
やめたい習慣は3つに分類される
・行動習慣
「無駄遣い」「先延ばし」のような行動がともなう習慣のことで、やめるのに約1か月
・身体習慣
「タバコ」「飲みすぎ」のように体を酷使しているようなことで、やめるのに約3か月
・思考習慣
「イライラ」「完璧主義」のように気持ちが左右する習慣のことで、やめるのに約6か月
この3つに分類され、3つがお互いに関係しあっているのです!!
・イライラするから食べすぎる
・イヤなことがありクヨクヨしていて、それを忘れるためにギャンブルをする
先ほど説明しましたが、悪い習慣は次々に悪い習慣を生み続けます!!
やめたくてもやめられないのはなぜ?
自分の習慣に疑問を持ち始め、いざやめようと思うとなかなかやめることが出来ないのが習慣です!!
タバコを吸っている人なんかは特に禁煙が続かないという経験があるのではないでしょうか?
悪い習慣は目先の快感を得たいからこそやめられないのが特徴で、その快感を得たときに「ドーパミン」という物質が脳から分泌されて、このドーパミンは「理性」や「意志」を簡単に砕いてしいます。
「食べすぎをやめたくても、おいしいものを食べるとドーパミンが出てどうでもよくなってしまう」
「ギャンブルで大金をつかむと、ドーパミンがドバドバ出ていて、その感覚が忘れられずにギャンブルを続けてしまう」
このようにドーパミンという快楽物質により、やめることが困難になっているのです!!
脳は変化を嫌う
今の悪い習慣をやめようと努力することも、新しくいい習慣を取り入れようと努力することも脳は常に現状維持を好み変化することを受け付けません!!
よく3日坊主という言葉を耳にすると思いますが、その人の意志が弱いとかやる気がないのではなくて、脳がその行動を受け付けていないのです。
やめるには自分をコントロールすることが必要
1度体に染みついた習慣は、なかなかやめれないということはすでにわかってもらえていると思います。
やめるためには、自分の「感情をコントロールする力」本書では「心の体力」と書かれておりますが、その「心の体力」をコントロールする力が必要になってきます。
そのためには「欲望をコントロールする力」自制心をきたえるために「いい習慣」を身に付ける努力をしないといけません!!
これが大切になってきます。
・片付け
・早起き
・運動
自制心を鍛えるにはこの3つから始めるのがオススメで、必ず1つずつ習慣化するようにしてください。
2つ、3つを同時に1度で習慣にすることは必ず失敗します!!
自制心をきたえるにはエネルギーが必要
自制心をきたえる必要があると書きましたが、体を鍛えるのと一緒で欲望をコントロールする力をつけるにもエネルギーが必要となります。
体と一緒でエネルギー不足は誘惑に負ける原因です!!
そして、、、
24時間の時間のなかでエネルギーは均等に分配されているわけでありません。
朝起きてから寝るまでに必要に応じて消費され続けていくので、エネルギーが充電されている朝1番は自制心をきたえるにはもってこいの時間です!!
エネルギー不足を起こさないための対策
・ぐっすり眠る
・食事をきちんと食べる
・病気をしない
・達成感を得る
・前倒しでやる
この6つを守ることで、エネルギー充電に心がけましょう!!
習慣化するには3つのルールを守ることが大切
ただやみくもに習慣化しようとしても長続きしないので習慣化を始める前におさえるべき3つのルールを知っておきましょう。
①1度につき1つの習慣化に取り組む
②「センターピン」と「ボトルネック」を明確にする
③目標達成ではなくプロセスに集中する
この3つを忠実に守ること!!
1つでもルールを破らない事です。
1度に1つの習慣化に取り組む
習慣化を始めようとする人の多くは、決まって1度に多くのことを同時に始めようとします。
例えば、、、
ダイエットのために朝はウォーキングをして、1回の食事は1500キロカロリーまでしか食べないという食事制限に加えて間食しないためにコンビニには行かない!!
このようにダイエットという目標に対して3つのことを同時に習慣にするような欲張ったやり方だと、挫折する可能性は大です。
原則1度に1つ!!
まずは朝のウォーキングを習慣化して、次に食事制限という感じで「千里の道も一歩から」1つずつ身に付けていきましょう。
「センターピン」と「ボトルネック」を明確にする
「センターピン」とは、キーとなる指標で「ボトルネック」はセンターピンに集中するときに障害となるものです。
例をあげると、
早起きを習慣化するときに、まず「起きる時間」を早くするためにはどうしたらいいか考えた際に「寝る時間」を早くすることが必要になってきます。
ここでのセンターピンは「起きる時間」ではなくて「寝る時間」です!!
遅い時間に寝て、寝不足のままだと朝起きたくても後5分、後10分と誘惑に負けてしまいます。
そして、ボトルネックは深夜のテレビ番組やスマホのゲームだったりです。
センターピンは的確に!!
ボトルネックは事前に考えておく!!
しっかりこの2つを自分の中で明確にしておきましょう。
目標達成ではなくプロセスに集中する
結果的に自分はどうなりたいか?
「5キロ体重を減らす」
こんな感じで結果だけに集中していては、仮に5キロの減量に成功するとそのことに満足してやめてしまいます。
これでは習慣化ではなく、ただの一時的なダイエットです!!
「目標は5キロ体重を減らす」そのためにはどうしたらいいか?
・コンビニに立ち寄って間食しない
・1日30分はウォーキングする
このように習慣化は結果ではなく、プロセスに集中しないといけません!!
1か月で間食しないことを習慣化し、次の1か月でウォーキングするようにした結果5キロ痩せて、そのうえ「完食はしない」「ウォーキング」は習慣として体に染みついています。
1度習慣づいたことはなかなか辞めることが出来ないので、自然と継続し続けることができ、さらに5キロまた5キロ痩せたと結果を出し続けれるはずです!!
習慣化するには4つの試練を乗り越えろ
完璧に習慣化さすには、4つの期間(4つの試練)を乗り越えていかなければいけません!!
①禁欲期
②無気力期
③安定期
④倦怠期
この4つです。
「つらい事ばかりそうで、すでにイヤになってしまった。。。」
大丈夫!!
1つ1つに乗り越えるための対策があるので、確実にこなすことが出来れば習慣化することはできます。
3か月の習慣化のプランをもとに見ていきましょう!!
禁欲期
第1週~第3週のこの期間は、とにかくつらい期間になり、欲望との戦いが続きます。
ここで大切なのは、完璧主義にならないこと!!
完璧主義の人は、1度の失敗ですべてがダメになったかのように考えてしまい、そのままやめてしまう傾向があります。
100点じゃなくて70点でもいいと、柔軟な気持で挑むことです!!
禁欲期は、成功と挫折を繰り返していいので、とにかく乗り切ることに集中しましょう。
無気力期
第4週~第7週の無気力期は、やめたいと思って始めたことに対してモチベーションが保てなくなる期間になります。
簡単に言えば、やる気がなくなるということです!!
ここで大切になるのは、再度モチベーションを高めるということと、自分の必勝パターンを知ることで禁欲期にどうしたらうまく出来たか、なぜ挫折する日があったのかを自己分析します。
そして、
ここでも完璧主義はよくありません!!
どうしても守れない!!
そんなときのために「例外ルール」を作って対応しましょう。
休肝日だけど飲み会にどうしても参加してお酒を飲まないといけないから例外ルールを使い、今日はお酒を飲むが明日を休肝日にする!!
こんな感じです。
無気力期はじょうずに対応して乗り切りましょう。
安定期
第8週~第10週にあたるこの期間は、だいぶ気持ちの面で楽になっているはずです!!
しかし、、、
ここで1番危ないのは、自分は習慣化に成功したと油断してしまうことで、楽になったせいでほかの習慣も同時にやろうとする人が多いことが特徴になります。
習慣化は1度に1つ!!
忘れてはいけません。
安定期は禁欲期と無気力期と違い、できない日を減らすことに集中することで例外ルールを認めないで、確実に習慣行動を行うことを徹底します。
今までと違い完璧を目指しましょう!!
倦怠期
第11週~第13週の倦怠期は、マンネリ化する時期です。
刺激を取り入れるために、今までと違う方法で習慣化していきます。
タバコを吸いたくなったらガムを噛んでいたけど、たばこを吸いたくなったらコーヒーを飲むに変えてみる!!
こんな感じで、今までの行動に変化をくわえます。
そして、、、
次に「やめる習慣」は何にするか、それとも何か「新しい習慣」身に付けようか?
こういった形で次の習慣を考えるのも悪くないでしょう。
すでにここまでの期間耐えたのだから、習慣化すること事態は自信を持っているはずです!!
まとめ
「やめる習慣」という本を読んで、今まで自分がやってきたやめる挑戦は、ただ勢いに任せただけの行動だったんだと思い知らされました。
「どうしてもやめられない!!」
こんな経験は私にだっていくつもあります。
やめることも計画的に実行することが大事です。
今回この本の1部分を簡単に紹介さしてもらいましたが、ぜひやめたいことがあるという人は、1度この本を読んでみてから挑戦してみてください!!
そして、本書には10個の悪い習慣をやめる方法を各習慣ごとに書いてあり、そのまま読んで実行に移せば成果は期待できるでしょう!!
①先延ばし
②ネット・スマホ
③ムダ使い
④ダラダラ生活
⑤夜更かし
⑥食べ過ぎ
⑦飲みすぎ
⑧イライラ
⑨クヨクヨ
⑩完璧主義
悪い習慣を1つやめれば自分は変わり、良い習慣を取り入れればその分、人生にプラスに働くはずです。
まずはやってみること!!
これが大切。
こちらも読んでみて!!
【新しい習慣を取り入れたい人へ】 習慣化する方法を身につける!!
時間がない副業サラリーマンが時間を作る!! その方法とは!?
[…] 「やめたい習慣」 だけどやめられない。。。 ここに方法はある!! […]
[…] 「やめたい習慣」 だけどやめられない。。。 ここに方法はある!! […]
[…] 「やめたい習慣」 だけどやめられない。。。 ここに方法はある!! […]